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テニス選手にとっての基本、「自分が打った全ボールを信じ切る」ことは意外と実践出来ていない

目次

テニスの試合を観ていて、「フッ」と残念な間がよぎることがある。

あ、この選手危ないかも・・・と思う、その瞬間。

それは、「自分が打ったボールが、アウトだと勝手に思ってプレーを緩める」その瞬間。

先週に全日本ジュニアの試合を観ていたときにも、なんとこの瞬間が多いことか。

セルフジャッジなら、相手がしっかりジャッジするまではボールは「活きている」状態。

改めて、自分自身に問いかけたいこの問題、テニス選手なら危機感を持って改善していきましょう。

 

テニス選手にとっての基本、「自分が打った全ボールを信じ切る」ことは意外と実践出来ていない

 


 

1.「アウトかも・・・」と思って、勝手に集中力を切らしていないか

ラリー中、少し自分が打ったボールの感覚が悪い。

伸びていくような感じになって、「アウトかな・・・」という意識が一瞬、頭をよぎる。

それ自体は仕方ないのですが、そこでプレーを緩める、気が抜けてしまう選手がなんと多いことか。

相手は入っているとジャッジして返球してきても、自分の集中力が切れていては意味が無い。

そんな形で失点していく選手が多いのは、全国大会レベルでも同じ。

これはかなり、危険な状態だと言えるでしょう。

 

2.強い相手は、そんな隙を見逃さない

勝ち進めるシード選手は、実力もさることながら自分を「信じ切る」ことが出来ている。

セルフジャッジをする相手も、同じ人間。

自信満々の選手を前にしたら、微妙なジャッジを自分に有利な形にはなかなか出来ないのが現実です。

少しでも不安そうな表情、自分が打った後にがっかりするような素振りを見せてはいけないのです。

 

3.全てのボールは入っている前提でのプレーを

自分のボールも、相手のボールも、全ては「イン」している前提で。

気を抜かずにしっかりプレーを続けること、意外と出来ている選手は少ないのがテニス界。

アウトだと思って気を抜いたら、実は入っていた・・・なんてときに、テニスの神様は試合を動かす。

そう、試合の流れが変わるのは、大抵アナタ自身の隙のあるプレーから。

大事な試合ほど、覚悟して臨みましょう。

 

「アウトだと思った」

「フォルトだと思った」

という言い訳は、勝てない選手の典型です。

セルフジャッジは、相手がジャッジするのがルール。

自分が勝手にジャッジしてポイントを諦めていては、絶対に試合で勝てない。

普段の練習から、勝手に自分でジャッジしてはいないか・・・真摯に見直してみましょう。

きっと試合で強くなるヒントが、そこにはあるはずです。

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