戦術

主語を変える、ということ

テニスが強くなりたいなら、これが必要。

何度か記事でも書いて来ましたが、私自身が最近意識していること、です。

自分が発している言葉で、自分と、そして自分のテニスは醸成されていく。

だから、変えるべきはココです。

主語を変えないと、ずっと私たちのテニスは変わらない。

逆に、変えていければ成果は出やすい。

何気ない会話や思考から、テニスは変わっていきますから。

 
 

主語は、何になってる?

自分が普段、どんな会話をしているか

意識しないですよね、なかなか。

普段自分が、どんな風に会話しているのか。

自分が、どういう言葉を発しているのか。

「私は、こう思う」というのが、どの程度言えているのか。

いや、なかなか言えてないと思いますよ。

そしてこれは、全て自分のテニスに反映されるんです。

全ては、気付くところから

全ては、意識するところから、です。

私も、テニスをやっていなければこういうことも考えなかったかも知れないですね。

気付くことろから、始まります。

主語が何になっているのか、普段の会話で自分が何を発しているのか。

「〇〇さんが・・・」

「〇〇コーチが・・・」

という会話が多ければ、それは黄色信号。

テニスが強くなることは、その時点では難しいでしょう。

自分を主語にすると、全てが変わる

テニスが、自分の事になりますから。

誰かの意志ではなく、自分の意志で、自分を主語にしてテニスが出来る。

そんなの当たり前?

いや、意外とそうでも無いと思いますよ。

テニス、そして自分の行動を他人に依存している人は多い。

それは、何気ない会話や行動を見れば、分かります。



例えば、練習が終わった後

サッと、切り替えられるかどうか

みなさんも、客観的に思い出してみて下さい。

テニスの練習が終わった後に、サッと帰る人。

こういう人は、人付き合いが悪いように見えて、実は主体性がある。

自分を主語にして行動出来ているから、切り替えが早い。

飲みに行くなら、サッと行く。

こういう人って、テニスも強いと思いませんか?

逆に、ダラダラと残っている人は…?

練習会場にずっと残っていたり、お店でもなかなかお会計をしない。

こういう人は一見協調性があって友達も多そうですが、そうでも無い。

自分の行動を自分で決めることが出来ない、主語が他人になっているケースが多いように感じます。

誰かの行動、誰かの思考が気になって、自分の意志で決定出来ない。

こういうときに、人の考え方やスタンスって見えて来るもの、なんですよ。

主語を変えれば、行動も変わる

誰でも、人に話を聞いて欲しい時はあります。

何事も、全て理屈通りにはいかないでしょう。

でも大事なのは、自分を客観視するということ。

これが出来ない人は、ずっと根本的な成長が無い。

ココから先、みなさんがテニスで強くなるには何か、こういうところを大胆に変えないと。

試してみる価値、はあります!

   

まだまだ、私たちは変わることが出来る

自分自身で、後悔しない為に

これから先、テニスを通じて何が起きても。

それが自分自身のテニスの結果、なら後悔は無いはず。

だからこそ、自分を主語にしたい。

自分自身の意志、という部分を大事にする。

それは、自分の中だけ、ではダメなんです。

周りの人が見ても、ハッキリ分かるように

これが怖い、のが本音じゃないですか?

自分の意志を出して、周りがどう感じるのか、が怖い。

だから主語を曖昧にして、みなさんぼやかすんです。

でも、それではテニスも含めて全てがぼやけていく、いつまで経っても晴れない。

周りの人が分かるくらい、「自分は、私はこうだ」というのを出していきましょう。

それでこそ、主語を変えたと言える訳ですから。

言葉に、行動が伴って来る

私自身、この経験が今の自分を支えています。

自分がこうだ、というのを出していく。

周りにあえて出していくことで、行動が伴って来る。

先に言葉にしたもん勝ち、です。

というのは色々な本にも書いてありますが、まずは私たちはテニスから。

テニスを通じて全てを変えていける、そのチャンスがある。

重たく考えず、意図的に主語を変えるところから全ては始まります。



なかなか、出来ることじゃない。

だからこそ、試合でみなさんが差を作れるんです。

試合での強さは、主語の強さ。

自分自身の意志と、主張の強さだと思って下さい。

みなさんはここから先、試合に勝ちたいならこれくらい踏み込んでいくことが必要でしょう。

やるかやらないか、変えるか変えないか、はアナタ次第です。

ピックアップ記事

  1. 暑くも寒くも無い時期には、「アームカバー」で体温調整を
  2. 40歳からポリストリングにする、という選択肢を
  3. 会社にも持っていける、社会人にオススメのラケットバッグ
  4. テニスシューズの中で、自分の足が滑る・・・ような人は、5本指ソックスに変えてみよ…
  5. 寒くなる季節の変わり目に、テニスの試合で折り畳み式ブランケットは欠かせない

関連記事

  1. テニス 練習

    戦術

    相手が戻ろうとする逆を突く、のは上級者テクじゃない

    プロ選手の試合を観ていると、よくあるポイントパターンですよね。…

  2. テニス メンタル

    戦術

    相手から逃げるのと、勝負を避けるのは根本的に違うという話

    テニスの試合、いかに相手の弱点を突いていくのか。この重要性は、…

  3. テニス ストローク

    戦術

    コースを狙うショットは、全て回転をかけて打てるようになろう

    テニスが上手い、強い人は、なんであんなにコントロールが良いんだろう。…

  4. テニス スライス

    戦術

    相手をしっかり崩しているのに、「決められない」のはなぜ?

    テニスの試合、これに悩んでいる方は多いんじゃないでしょうか。綺…

  5. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合では「目の前のリード」など、一瞬の安らぎにもならない

    繰り返し書いて来ましたが、まだまだ私たちの意識は甘い。リードし…

  6. 戦術

    コートと喧嘩しちゃ、試合に勝てない

    「あ、この試合は勝ったな」と思う瞬間。色々ありますが、私は相…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ボレー

    ボレー

    ダブルスで前衛が苦手な人は、「あるコツを使って、楽々ポーチ」作戦を!
  2. テニス メンタル

    シングルス

    シングルスの試合で、「ポイント間に自分と会話する」ことが出来ると、メンタル面が安…
  3. テニス リターン

    ボレー

    ローボレーが苦手な人は、「ネット上50cmを狙ってスライス回転」をかければ上手く…
  4. テニス コントロール

    テニス知識

    ベイビーステップ 46巻 は、シングルスの試合の駆け引きの描写が秀逸
  5. テニス ボレー

    ボレー

    「やっと届いたボレーなら、まず時間を稼ごう!」無理して大振りしても、ポイントを失…
PAGE TOP