テニス 夜

練習メニュー

難しいことは簡単に、簡単なことは難しく感じるようになっていく

目次

テニスって難しい。

20年やってても、上手くいかないことばかり。

「これは最近、調子良いな・・・」と思ったら、次の日には悪く感じたり。

またその逆もしかり。

難しい、簡単、出来た・・・の繰り返しでしょう。

でもその繰り返しこそ、実はテニスの上達には大事なことだと思いますよ。

 

難しいことは簡単に、簡単なことは難しく感じるようになっていく

 

1.フォアハンドが難しくなってくるのは、良いこと!

初心者のころは、フォアハンドは何とか打てるけどバックがきつい・・・感じだったと思います。

もしかしたら、今まさにそんな感じの読者の方もいるかも知れませんね。

でも、しっかり練習していると・・・今度はフォアハンドが苦手になっていく。

バックハンドの方が、型を決めて打ちやすい、と感じるようになってくるんですよね。

両手バックハンドの方は、フォアハンドが苦手になってしまう方も、特に女性の方では多いように感じます。

自由に振れる分、自分でコントロールし辛い、と感じるのがフォアハンド。

でも、実はテニスってこういうことの繰り返しなんです。

 

2.その次は、またバックハンドが壁にぶち当たる

安定したショットが打てるようにはなったけど、今度はもっと威力が欲しい。

相手に狙われて、厳しい態勢になったらバックハンドがやっぱり厳しい・・・と感じるようになる。

難しいと思ったことが簡単に感じ、簡単に感じていたことが難しく感じるようになる。

これって、テニス選手として必要なステップでしょう。

だってそれくらい、しっかり自分の技術や感覚と向き合えている、ということですから。

 

3.難しいことは簡単に、簡単なことは慎重に

試合の中でのショット、はこんな感じじゃないでしょうか?

難しいと感じることほど、出来るだけ簡単に、シンプルに打っていく。

簡単と感じていることほど、慎重に丁寧に行う。

こういう意識を、ぜひ練習の中から皆さんには持って欲しい。

普通の人は、何も考えないで自然に任せるまま・・・になってしまいますからね。

 

4.感覚だけでテニスをしている人は、難しいことを避けていく

当然、難しいことはなるべくしたくない。

練習でも打ちたく無いし、試合でももちろん嫌・・・というか、試合にはなるべく出たくない、という人。

こういう人がほとんど、なのがテニスの世界です。

「遊びでやってるんだから、それで良いんだよ」という方を、否定するつもりは毛頭有りません。

ですが、もし試合に勝ちたいと思っている読者の皆さんに伝えることがあるなら、ぜひ「難しいと感じたこと」から逃げないで欲しい。

練習でも意図的に使い、試合でも使っていく。

そうすると、新しい発見があって「そんなに難しくないかもな・・・」と思えるようになる日が来るでしょう。

 

テニスの技術は、基本難しいことばかり。

プロ選手ですら、ミスが多いスポーツですからね。

私たちは、何を考えて普段、練習すべきでしょうか。

自分の感覚と、上達してきた技術の客観性、時に立ち止まって見つめ直してみるのは良いことだと思いますよ。

「昔は苦手だったあれ、最近は普通に使ってるな・・・」というショット、皆さんはどんなものがありますか?

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