テニス 練習

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Q&A「テニス弱小校の僕たちに、練習メニューを考えて欲しい」

目次

今日は、Twitterで頂いたご質問より。

中学、高校での部活はレベル差もあり、コート面数も少ない、コートが無い学校もあり大変ですよね・・・。

今回は、まず具体的な練習メニューよりも基本姿勢、から考えてみましょう。

 

Q&A「テニス弱小校の僕たちに、練習メニューを考えて欲しい」

 


 

1.まずは自分たちで自分たちを、「弱小校」と呼ばないこと

のっけから厳しい・・・ですが、これは意識して欲しい。

私宛のメッセージでも、「弱小校」「三流大学」といった感じで、自分たちを呼んでいる。

気持ちは分かりますが、これってもう上手くならない言い訳を先に作ってしまっているんですよね。

例え客観的に観て弱小でも、自分たちで言ってはダメ。

弱気を知って戦うために、その「弱さ」を「強さ」に変えていかないといけないのですから。

 

2.反復練習で技術を身に付け、試合で使う練習メニューを

まず、「何をやるか」よりも「何をやらないか」を決めましょう。

 

・目的の無いダラダラしたラリー

・毎回同じような球出し練習

・遊び半分の試合形式

 

こういった内容の、「逆」で考えてみませんか?

つまり・・・

 

・ミスを減らしながらも、攻撃し合うラリーポイントの練習(毎回勝敗を付ける)

・球出し練習は球出し役、ボール拾い役を付けて、毎日違う内容でランダムで行う

・ゲーム形式は全て記録に残して、月末に優秀者を発表する

 

練習の全体方針は、こんな感じでどうでしょうか。

あとは、コート面数が少ない部活は「コートが無い場所」でも出来る練習を考えましょう。

 

3.工夫次第で、ボールとラケットがあればテニスは練習出来る

私の部活では、よく2人1組で「手出しで打って、キャッチ」の練習をしていました。

一人がボールを持って、軽くトスして相手がラケットで打つ(ボレーでも、ストロークでもOK)、それを球出しした人が手でキャッチする。

地味なようですが、球出し側も良い練習になるし、メンバーを変えながらやると緊張感も出る。

ラケットで打つ側は、相手が素手でキャッチする訳ですから、優しくコントロール良く打たないといけない。

地味ですが、こういった反復練習がきっと、基礎作りに役立つはずです。

 

今日一日、そして来週、練習する内容を紙にまとめて、部室に貼り出してみましょう。

きっと、紙に書いてみるだけでみんな緊張感が出るし、「よし、やるぞ!」となるはず。

毎回、部活で集合してから「何やろうかね・・・」となるのを変える、だけで良い部活の雰囲気になるはずですよ。

弱小、上等。

一緒に下から、這い上がっていきましょう!

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