テニス リターン

フットワーク

テニスの動きで、「頭が前に突っ込んで態勢が崩れる人」は、つま先より前に膝が出ないように意識を!

目次

人間の身体で、一番重たい部位の一つが頭。

それが一番上にある訳ですから、実は人の身体って結構不安定な状態で立っていること、あまり普段は意識しませんよね。

テニスのあらゆる動作では、何も意識しないとこの頭の部分が前に突っ込んで、上体が崩れてしまうケースが多い。

特にボレーなんかは、そういう人たくさんいるような気がします。

まずは下半身のある部分を意識することで、上体の「突っ込み」を防ぐことが出来るかも知れない。

ポイントは膝とつま先の位置関係、です。

 

テニスの動きで、「頭が前に突っ込んで態勢が崩れる人」は、つま先より前に膝が出ないように意識を!

 


 

■スプリットステップから、上体が前に突っ込まないように!

スプリットステップは、相手がどこに打ってきても素早く反応できるように準備する大事なステップ。

ですが実際の試合で、例えばネットプレーに移行するときのスプリットステップは「前のめり」になりがち。

そうなると・・・もしロブが来たときには、反応が遅れてしまう。

そうならない為に、良いバランスを保つ為に必要なことは何か?

ズバリ、膝の位置をつま先より後ろに保つこと、です。

 

■どっしりした「パワーポジション」を意識しよう!

膝の位置を、しっかりつま先の上、少し後ろになるようにしてみる。

最初は「少し後ろ重心かな・・・」と思うかも知れませんが、慣れればしっかりバランスが取れたと感じるはず。

上体から反応しやすい人は、ラケットから先に出して「早くボールに触りたい!」と思ってしまいがち。

その衝動を抑える為にも、まずは下半身から「頭を突っ込ませない」ように、良いブレーキをかけてあげれば大丈夫!

「パワーポジション」の構えは常に意識して、試合でも構えるようにしましょう!

 

■「柔らかく膝を曲げる」ことが出来れば、頭は突っ込まない

膝が伸びている、下半身が硬い人は上半身がコントロールできない。

軽く膝を曲げて、しっかり身体を支えるような意識を持てるよう、トレーニングが必要です。

スプリットステップも、上にジャンプするというよりは沈み込むという感覚がオススメです。

リターンや相手の攻撃に備えるとき、きっと1歩目の反応速度が違うはず。

曲げた膝の先が自分のつま先の上にくる状態、自分で鏡の前で横向きにやってみて下さい。

きっとテニス選手らしい、良い構えになってるんじゃないかと思います!

 

「膝を曲げて構える・・・と、すぐに疲れちゃうんです」という声を聞きます。

確かに最初はそうでしょうが、慣れてくると逆に膝を曲げているほうが疲れないんです。

むしろ前に前に突っ込んでバランスを崩しているほうが、よっぽど疲れやすいし怪我もしやすい。

どっしりと下半身で、自分の上半身を支えて上げる。

その為には、ぜひ学生の皆さんは下半身を鍛えるスクワットのようなトレーニング、習慣化しておいて下さい。

1日5分でも、毎日続けていればきっと良いパワーポジションの構えが出来るようになるはず。

頑張りましょう!

ピックアップ記事

  1. プッシュアップバーを使って、テニスに必要なトレーニングを効率化しよう
  2. テニスのニューボールの状態を維持出来る、「ボールキーパー」って?
  3. 何度でも消して使える、ウェアラブルメモはテニスでも使えそう
  4. 雨が多い時期の試合は、防水スプレーは必須アイテム
  5. 筋肉痛が毎回酷い人は、「フォームローラー」で身体の表面をほぐしてケアしよう

関連記事

  1. テニス メンタル

    フットワーク

    スプリットステップをつま先で終えれば、前への推進力を活かして攻撃出来る

    素早く動いて、前に詰める。この動きが速い選手が、それだけですご…

  2. フットワーク

    テニス選手ならしっかり身に付けたい、「スプリットステップ」の基本から応用まで厳選記事7つ

    テニスはフットワークが大事。その基本となるのは、動き出しを早く…

  3. フットワーク

    テニスの試合では、「攻めのスプリットステップ」を使って、自分が打ったコースへ詰めること!

    自分がボールを打った後、相手がそのボールを打つまでに、テニスは時間があ…

  4. テニス ポジショニング

    フットワーク

    鋭いフットワークの出足を支える、「走る方向と逆の足のキック」の基本を覚えよう

    フットワークは最初の反応が勝負。途中いくら速く走れても、最初の…

  5. テニス シングルス

    フットワーク

    サイドステップよりも早い!「クロスオーバーステップ」を!

    シングルスの試合、左右前後に走り回ってコートをカバーする。でも…

  6. フットワーク

    「打った後は、必ず足を戻す」癖を付ければプレーは見違える

    フットワークの基本、試合の中でつい見落としがちな部分。打った後…

特集記事

  1. シングルス

    粘り強いシコラー相手には、考える時間を与えてあげれば良い
  2. テニス フットワーク

    ロブ

    ロブを打つ時のテイクバックの癖を無くせば、もう立派な「ロブ名人」です
  3. テニス メンタル

    戦術

    テニスの調子が悪いときにも、「一切変わらないもの」を試合では作っておこう
  4. テニス 確率

    サーブ

    ダブルフォルトが多い人は、「ファーストとセカンドの差」が大き過ぎ
  5. テニス メンタル

    その他

    テニス部を「引退」していく学生の皆さんに、私から伝えたいメッセージ
PAGE TOP